組織作りにみる経営者のダメ度合いとその数
どうも池田哲平です。
今日で既に金曜日、このペースだと2月もあっという間に終わってしまいそうです。
皆さんはどうお過ごしですか?
さて、昨日組織開発の仕事について簡単に触れました。
仕事の依頼をしてくる窓口はだいたい2通りに絞れます。人事関連部門と経営者です。
直接名指しでコンタクトしてくる場合のほとんどが経営者です。
組織をつくるというと人事関連マターだと思いがちですが、実は成功するには経営者の
イニシアチブがとても重要です。
人事部主導の研修は多くの場合失敗します。なぜなら研修を実施するために研修を実施するのであり、それは企業の成功や経営者の戦略実施のために研修が実施されないことが多くの原因です。
とはいいながら先日もこんな話がありました。
顧客経営者「研修の仕組みとコーチングで何とか部下のモチベーションをあげて欲しい」との依頼。
ところが現場のヒアリングを行うと9割がたの管理職が
「どうせ経営者は腰掛数年もいなくなるので本気ではない」
「あと数年で引退だから君たち管理職が何とかしろ」
と言っているらしいとの事。
まだ3年もあるのに社長として勤めている間のビジョンがないとのこと。
申し訳ないが、こういった企業は研修をやろうがコーチングをやろうが、組織全体を変えていくのは中々難しいのだ。
なぜなら多くの人がこのトップは会社のことより自分の引退後の生活を考えているのだろうと思ってしまうからだ。
企業を引っ張っていかなければいけないトップが本気でなければ中々下はついてこない。
私の顧客の中にも「うちの社員はまだまだだ」という社長が少なからずいる。
それは、自分がトップとしていけていないと言っているにも等しい。
組織作りの要はトップだ。是非ともトップ自らが組織開発に積極的に取り組んでもらいたいものだ。
ではでは