米国で成功しているプログラムの導入の愚かさ

どうも池田哲平です。

1549と聞いて何を思い浮かべますか。

ここでピンと来た人は相当の米国通です。

これは先日ハドソン川に墜落したUSエアウェイズ1549便の数字です。

景気後退で暗いニュースばかりの今日この頃。


この1549便の機長の話やニュースは多くの人を勇気付けるものとなっています。


さて、

アメリカのプログラムって日本では上手くいかないんですが。なぜなんですかね?」

この質問、多くの企業から投げかけられます。


実はこの質問重大なポイントを見落としています。


それは前提にアメリカで成功している。

日本で失敗しているのには何か原因が日本サイドにある。

ということです。


実はここが落とし穴なのです。


米国でうまくいっていないものを導入している可能性が大いにあります。


企業ですから自分の決断・間違いを認めることは社内での評価につながります。


つまり「研修導入の決断した私には間違いがなく原因は他にある」という構造にしたいのです。


ということで導入した担当者は

1.言葉の問題があった
2.日本のビジネス環境が特殊
3.トレーナーが悪い
4.プロセスがなかったから

などを原因にして問題のすげかえをはかるのです。


もともと上手くいっていないことはどうあがいてもうまくいきません。

日本語化したからといって米国で上手くいっていなかったことが大成功することはありません。


ではそういった中で日本でうまくケースはどういう場合でしょう。

それは上記の問題1〜4を日本(現地)で全て解決するとうまくいく可能性が高いのです。


つまり、米国で導入して成功しているケースの場合。

日本ではまったく別のものになっている可能性があるということです。


冷静に自分の目でみて米国法人で成功しているからといって信じないことです。


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