正解を求めず、その道筋を考えることが大事

どうも池田哲平です

今日はシンガポールからのビジネスパートナーと新宿のとあるホテルでランチ。

そこのホテルなんと午後からは周りのテーブルは全てお見合いの人たち。

全部で11組いらっしゃいました。

土日祝日はほとんどそうらしいです。

「喫茶は予約できますので沢山の方に御利用頂いています。」

とのこと。

初対面の人同士がホテルでお茶をしているのはとても新鮮でした。

さて今月実施したある幹部研修でのこと


「ここで学んだエッセンス(本質)を抽出して現場にあてはめて考えればよいんですよね?」


こういった質問ばっかりでてくれば大成功と思う講師は沢山いらっしゃるはずです。



一方で研修受講者の中で正解を求める方が沢山います。

「一番よい方法を教えてください」


それは間違いです。

正解はひとつではありません。


考えのフレームワークを学び、その本質がわかることができれば

自分で正解を導き出し、色々な状況に使えるようになるのです。


一方で、本質が理解できず形式にこだわる人は失敗します。

正解を求めるあまりそこまでの道筋を考えることを放棄してしまうのです。


例えば営業マンのためのセールスプログラムを見ていきましょう。

こういったプログラムには質問や共感といったスキルがでてきます。

テキストにでてきた参考事例をそのまま使って下さいということではありません。

この2つのスキルは顧客の気持ちを理解することに必要。

それによって信頼関係をつくりましょうという話です。


本質=信頼関係を構築すること

表面上にでていること=質問や共感のスキルをつかう


正解をもとめるのでなく何のためにやるのかを考え抜くことが大切なのです。


組織開発の一連の作業でも何百種類の手法がでてきます。

診断も個人診断、財務諸表診断などなど。

組織開発の実行プランも何百通りとあるのです。

すべてやろうと思っても時間やお金の制約があります。


だからこそ、何のために組織開発をやっているのか本質を考え抜く必要があるのです。


その本質が分らないと表面的な問題ばっかり(ケースが違う、事例の業界が違う)に目がいってしまいます。

正解を求めるよりも正解を求めるために考えること。

どんな手法(コーチング、研修、OJT)であってもその考えるプロセスが一番のミソなのです。


与えられたことのエッセンスを抽出することを続ければ確実に仕事はやり易くなるはずです。



【今日のポイント】表面上ではなく本質を捉えて学ぶ・考えることがとても大事