学びが定着しないのは 担当者とコンサルタントの責任!

どうも池田哲平です。

2月も3週目。後1週間で2月も終わります。

時間が過ぎるのがとても早い感じがするのは私だけでしょうか。

不景気といいながら新宿の町は人で溢れかえっていました。

でも事務所や空き物件もチラホラ見えるところを見るとまだまだ

回復の見込みはなさそうです。


さて

「研修を実施した後、学んだことがなかなか定着しないんです」

これはよく聞く人材開発担当者のコメント。


コーチング・研修・ワークショップなどなど、数々の手法は試していても
それが継続していかされているところはどうも少ないようです。

どうして継続できないのでしょうか。

継続できない理由は大きく2つあります。

1.業務と学んだことがリンクしていない
2.継続する仕組みがない


なぜこんなことが発生するのでしょうか。

これは前のブログでもコメントさせて頂きましたが組織作りの一連のプロセスが省略
されたことによるもの。

まずは1の業務と学んだことがリンクしていないを考えてみましょう。

そもそもなぜ仕事に関係ないことを研修として会社は実施するのでしょうか。

それは現場で業務をまわしている人間と人材育成を担っている部門の考え方が乖離しているという
ことが考えられます。

人材育成部門は企業の将来的戦略や方向性を見極め、そのための人材を育成しようという考え方を持つ傾向があります。

一方で現場の責任者は現場で直面している問題の即効の解決策が欲しいそのためのスキルや知識を得たいという傾向があります。

この2つのベクトルが見事に合致していてれば上手くいくのですが・・・・。

ところが、「現場は人事は分っていない」「人事は現場は経営の意向を無視する」

と各々の立場からの話をするだけなのです。

この互いの立場を理解するためには協力体制をとれば簡単なのです。

双方が理解することで企業は成功するという合意ができれば前に進みます。

それを進めていくには効果的な手法がいくつかあります。

それはOpen DialogueやAction Learningなどの手法です。

そうすれば1のような業務と研修がリンクしていないという状態はなくなっていくのです。


次に仕組みがないということですが、これも一連のプロセスがないことが主な原因です。

スキルや行動の強化がどれだけ重要かを何を導入するにせよ重要であることを経営者に理解してもらう必要があります。

会社の人事担当者であれ、コンサルタントであれ単発での研修・コーチング・ワークショップの導入は避けるべきです。


定着しないのは仕組みの問題です。


一連のプロセスを踏襲し、仕組みをしっかり導入すれば必ずスキルや知識は定着するのです。



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