エリッククラプトンのようなスーパースターを生み出す環境をつくっていますか?
どうも
池田哲平です。
武道館行って参りました。クラプトンです。
本人の演奏もさることながら周りのギター・ベース・キーボード・バックコーラス2人と
最少人数で最高のパフォーマンス素晴らしかったです。
大好きな Teas in Heavenが聞けなかったのは残念ですが・・・。
さて表題と関連してですが
「もっと能力の高い人がいれば良いんですけれどね。」
先日ある管理職グループのオープンダイアログである課長が発した一言。
これは中間管理職がよく嘆いてでてくる言葉です。
しかし、これは私の視点からみると
「私は自分の組織の人を育成する能力がありません」
と同じに見えます。
この発言をした方、非常に優秀で頭も切れます。
しかし、自分の考え方が常に正しいと思う傾向があります。
そして他人の視点で物事を考える能力が若干足りないタイプでもあるように見えます。
皆さんもこんな発言していませんか。
実はこれ、人を育てる場合に自分と同じ学習体験の経験を他人にもさせるのが正しい。
こう思ってしまうから陥ってしまう罠なのです。
動機欲求が違うと同じ出来事からでも同様な学習をするとは限りません。
例えば、ある上司が部下に
「周りよりも秀でて目標を達成するのって気持ちいいじゃないか」
と伝えたとしましょう。
もしこの部下が人と同調したり親和することが好きだった場合。
この発言はモチベーションをあげるどころか下げる可能性もあります。
人によって動機欲求が違う可能性があるのでそれにあわせて伝え方を工夫しなければならないのです。
もし部下の能力があがっていないのなら、部下の能力を疑うより自分の指導方法を疑った方がよいのかもしれません。
組織にエリック・クラプトンの様なスーパースターの原石がいたとしたら・・・・。
輝かすことができないのは誰の責任でしょう。
才能を輝かせる環境を提供していますか?
自分と違ったやり方で学ばせる方法はないのか?
どうしたら部下の才能をいまの環境で提供できるのか是非ともお考え下さい。
【今日の秘伝】部下に才能がないのは自分が育成する環境をつくっていないと自覚すること