組織開発コンサルタントに仕事を依頼するときの避けるべき事とやるべき事

どうも池田哲平です。

今日はひな祭り。

打合せをしたコージーコーナーではひな祭りケーキが販売されていました。

ショーケースをじっと見つめる3歳くらいの女の子にニコッとされました。

子供にニコッとされると何か元気になります。

子供の笑顔は強烈なパワーがありますね。


さてある打合せ終了後に次のアクションとして依頼事項がありました。

「実績がどういうものがあるのか見たいのですが」

戦略実行のための介入方法(インターベンション)を検討するミーティング終了後のコメントでした。

この何気ないコメントで皆さんはどう意図が隠されていると思いますか。


まず、1つ目は判断する材料として証拠(データ)が欲しい。

2つ目はこれから仕事をする相手を調べていない、などです。


1つ目のなぜデータが欲しいのかは客観的な判断材料が欲しいため。

他人から指摘があった時に、自分の判断が正しかった事を証明するために必要です。

サラリーマンである以上、人から突っ込まれるポイントを残したくないのはよく分ります。

大手企業A社もB社も依頼しています。

だから大丈夫だと判断しましたという後ろ盾が欲しいのです。

さらに説得材料(証拠)になるのが顧客の声やリファレンスです。

同様のサービスを受けている顧客からの声を聞くと依頼主の不安はかなり低くなります。

逆にもし私が依頼側になったらサービス提供の他の顧客の声を聞きたいと思います。

そこでデータやリファレンスがでてきたらかなり安心です。

だから東大卒のコンサルタントや大手コンサルタント事務所出身というだけで依頼が来る方もいるようです。
(実力で仕事をとっている方も沢山いらっしゃいます。)

2つ目の調査をしていないというのはどういうことでしょうか。

これは仕事に対するシビアさがかけているかもと判断されます。

シビアでないと判断されると、交渉や仕事を進める上で不利な状況に追い込まれる可能性が高くなります。

言うか、言わないかは別にして下調べをして交渉に臨むのが重要に思われます。

もし、私が何かを依頼するとしたら相手がどういう人なのかは事前に調査します。

ましてやどんな人物なのか何を考えてどういうキャリアを経てきたなのかを調べます。

ちなみに私の名前「池田哲平」でGoogle検索すると2万件位でてくるのでかなりの情報収集ができます。


仕事上でその事を調べていないというのは準備不足。

契約後のミーティングではこの点は指摘したいと思います。


では組織開発コンサルタントを選択するときに何をベンチマークしたら良いのでしょう。

ベンチマークとなるとそれを見極めるためのスキルセットや知識が必要です。

そのスキルセットや知識はまた後日にご紹介します。

では簡単にできる依頼時の「避けるべき事」と「すべき事」を整理したいと思います。

「避けるべき事」
1.相手の学歴や仕事歴を評価基準にしない。
2.講師にコンサルを依頼したり、コンサルタントに講師を依頼することはしない。
3.相手の専門性などを調査しないでミーティングに臨むこと。
4.全ての業務を丸投げすること
5.予算がないなど企業の根幹に関わる部分をコストとして意識する。

「すべき事」(全てにおいて調査すること)
1.色々なバックグラウンドのある人を探す。
2.経営の経験のある人に依頼する。
3.英語ができて海外から情報収集できるかを確認する。
4.相手の経歴や考え方を調査し企業文化とマッチしているかを確認する。
5.戦略や会社の方向性を共有すること
6.知らないことや理解できないことを詳細に伝える


組織開発コンサルは企業戦略を実行する実行部隊。

以上の避けるべき事5つ、すべきことは6つ押さえて、より効果で実りのあるミーティングをして欲しいです。


業務を依頼するので予算化することは大事です。

しかし組織づくりは企業の根幹です。

コストに埋没させたりコンサルタントに丸投げは失敗の原因になるので注意が必要です。

避けるべき事、すべき事を守って、より良い組織作りをこころがけて下さい

【今日の秘伝】明確な基準をもってコンサルタントに仕事を依頼すること

ではでは