研修はQuick Fixにあらず。成果は後からやってくる。複数の要因を整理すること

どうも池田哲平です。

今日は友人誘われヨガ教室に初参加。

ヨガの意味は我々が思っている以上の意味があります。

読書や勉強、呼吸、リラクゼーションもヨガの一部になるそうです。

毎日このブログの書き込みもヨガの一部ってことになりますね。

なぜヨガなのか?

仕事も生活もどうしてもいそぎがち。

だからこそ精神ぐらいはゆっくりリラックスしたい。

それで身体に余りきつくなく呼吸法も精神もストレスから解放できるヨガをを始めたのです。


さて今日はある顧客担当者からの質問

「研修の成果をはかりたいのですがどうしたらよいですか」

この方法はいくつかあります。

ここではどの企業でもできる成果を測定する方法をご紹介します。

まずしなければいけないのは研修を実行することで行動変容をおこすポイントを設定すること。

そして漠然とした目標でなく具体的に落とし込む必要があります。

例えば売上をあげるために実行するセールストレーニングであれば売上があがる要因を分解していきます。

売上あがる=

既存顧客の注文回数が増える
新規顧客の売上が増える
既存顧客との会話の質があがる

などに分解します。

そして会話の質があがるということはどういうことか? とブレイクダウンしていきます。

会話の中で相手の発言が50%以上になる

ミーティング中にNon Verbalな表現で好意表現を観察できる。

などに落とし込むのです。腕組みの回数やうなずく回数などをカウントするのです。


こういったポイントに分解すると、研修前に研修参加者の行動がどうであったのかを観察し記録しやすくなります。

この観察項目が決定したら、それが研修参加後どうなったのかを見ていきます。


実際の業務で観察できないのであれば、その事前準備に何をどのように準備していたのかを観察する方法もあります。

準備の時間と準備の質が向上すると間違いなく結果がでてくると思います。

成果の関連性を整理し研修効果をみることができます。

例えば次のような項目です。

研修前
顧客訪問前の準備10分

研修後
顧客訪問前の準備15分+質の向上 上司と顧客の課題と何を質問するかを確認して訪問するようになる

多くの参加者が行動変容を起こし、それが起因して結果がでていたら成果がでたと評価するのです。

ただし気をつけなければいけないことがあります。


たった一つのことが原因で行動変容を起こすほど人間の行動は単純ではありません。

複数の要因が絡みあって行動変容をおこしていることを大前提において考えてください。


研修以外もそれに関連する仕組み作りや評価方法の変化・市場環境の変化など色々な要因があることをふまえることが大事なことなのです。

研修以外も上司が変わった、配置転換があった、バックオフィスが変わったなど小さな変化で行動変容が起きる場合があるのです。


研修の成果は運動のようなもの。

研修自体は薬ですぐに効き組織の問題をクイックフィックスするものでないことを理解する必要があります。

その上で成果を測定することが大事なのです。


【今日の秘伝】研修はクイックフィックスの薬ではない。成果測定の場合は複数要因を考慮すること


ではでは