組織づくりは怪しいコンサルタントが跋扈している??

どうも池田哲平です。

たった今2時間にわたるカンファレンスコールが終了いたしました。

グローバルのプロジェクトを実施するときに実行される会議スタイル。

米国主導のときは米国の朝・ヨーロッパ夕方・アジア夜中の時間帯で実施されます。

こういう遅い時間帯でも参加する・参加しないで与える印象は違います。

しかしアジアが主導で同じ会議を開いても北米やヨーロッパが夜中になると参加率が減ります。

こういうときにやっぱり日本はまだまだFAR EAST(遠い東の国)と思われているなと感じます。


さて先日後輩である会計事務所のコンサルタントが一言

「組織開発コンサルティングってあやしですよ。よくわかりません。」

とコメントを頂きました。

なぜそう思うのかと聞くと理由は大別すると3つ。

1.個人のコンサルタントや研修会社色々な種類の会社が存在
2.会社によってやっていることがバラバラ
3.組織づくりが大事といいながら企業の仕組みは属人的


なるほどと思う部分があるので私なりの解説を少々。


組織づくりは全ての分野と関連しています。

戦略を実行するのも組織。

新規事業を推進するのも組織。

顧客と接するのも組織。

製品を開発するのも組織。

全ての企業(会社)の機能に組織がからんでいます。

ところがこれが実行となるとバラバラになって上手く機能していないのです。

例えばこんなケース。

ある戦略が完成しました。

それを作った戦略系のコンサルタントは戦略作りのみ。

良い戦略なのだから実行は簡単というのが彼らの言い分。

人事系のコンサルがコンピテンシーを作りました。

コンピテンシーを作ったのだからそれを備えた人材がいれば、後は大丈夫。

でもそこの組織の人がどう実行するかはそれぞれの分野に付随した研修を行って終了。

Whatは理解していてもHowがしっかりやられていないケースです。


こんなケースは良くあること。

戦略系も組織づくりと言い。

人事系も組織づくりと言い。

経営者も組織づくりと言い。

会社OBのコンサルタントも組織づくりと言い。



外から聞けば、どれも一緒と誤解するのは当然かもしれません。

だから色々あって、どうしても怪しく見えてしまうのでしょう。


組織づくりのノウハウが属人的であるとその経営者がいなくなると会社は崩壊します。

そういう状態は仕組みが存在しているのではありません。


仕組みとは先読みした戦略によって組織の人材がつくられることなのです。



【今日の秘伝】組織づくりは色々なアプローチがあることを理解し相手のバイアス(偏向)見極めて導入すること