組織へのアプローチが難しいなら個人のJobからつくりこみを始める

どうも池田哲平です。

今日は3月10日。

今から64年前東京は焼け野原でした。

その日になくなった人たちのご冥福をお祈りしたいと思います。

おばの話によると東京大空襲よりも怖かったものがあったそうです。

それは空襲を避けるための灯火管制よりも真っ暗な夜道を通勤で家まであるいたことだそうです。

そんな日を生きている間に迎えたくないのは私だけではないはず。

戦争は避けたいものです。

さて組織分析をするにあたって手始めに何をしたら良いか

ある担当者が聞いてきました。

「まずは組織分析にあたって業務分析を行いたいのですが何を始めたらよいですか」

業務分析も大事です。


ただ業務分析だと大変なのでまずは個人の職務Job分析をはじめることにしました。

Job分析の目的は仕事の目的自体の理解とその職務に必要なスキルや成果をみるために重要です。

ジョブ分析の要素として一般的なものをあげると

・タイトル
・社内でのグレード(等級)
・KRA (Key Results Area)
・勤務地もしくは活動地域
・勤務時間(残業時間も含め)実質と設定両方はかります
・休日の形態
・給料
・職場構造
・リポート先
・管轄している資産や予算の有無と範囲
・他人との関係
インセンティブ
・顧客との関連
・流通チャンネルとの関係性

などがあります。

このジョブ分析ですが注意点がいくつかあります。

1.戦略と合致しているかどうか
2.部門や課の業務を達成するよう設計されているか

などを確認する必要があります。

そしてより正確なものをつくっていくためには3つの方法があります

1.その業務をしている担当者とのインタビューによって確認
2.グループインタビュー(その業務の上司や部下など)
3.SMEs(Subject Matter Experts)とのミーティングによって行います


そしてその後各々の業務一覧に整理します。

組織には沢山の業務・Jobを全て1つ1つカスタマイズして作ると時間とお金もかかります。

ということで実際に一覧になったものを参考にしてつくります。

一般的なものとしてStandard Job Inventoriesが存在します。

PAQ (Position Analysis Questionnaire)
OAI (Occupational Analysis Inventory) 
JCI (Job Components Inventory)
FJA (Functional Job Analysis)

などを使用します。

FJAはファンクショナルアプローチをJobに当てはめたもの。

昨年のビジネス書ベストセラーである。

「ワンランク上の問題解決の方法ファンクショナルアプローチ」で学ぶことができます。

参考書籍を購入し、1つ分析をしてみると後は簡単です。


【今日の秘伝】組織からでなく個人のJobからアプローチ。参考文献・既存のものを活用する