社長をなっとくさせる専門性から切り込んだ突破口を見つけろ

どうも池田哲平です。

今日はWBCの決勝。

韓国と5度目の勝負。

延長の末勝利しました。

こういう大事な試合にイチローが逆転のタイムリー。

やっぱりやるときはやる人って格好良いですよね。

とはいいながらイチローが不発の時はメディアは

「どうした・・・?」

イチロー不発。日本に不安」

と好き勝手に書かれます。

会社のトップも同様な状況ですよね。

収益が上がっているときはビジネスの天才とはやし立てますが・・・。

一旦業績が下がるとそのビジネスのやり方に非難が集まる。

どうして多種多様な意見がでないのかが不思議です。

さて

「会社のトップを納得させるにはどうしたら良いか」

これは経営者相手に商売している人には究極の命題。

それはトップの考えていることを実現を助けるのにつきます。

人は自分の夢や自分の考えていることの実現を助けてくれる人を嫌う人はいません。

ところが、どうしても営業だと最終的に自分の商品やサービスに結びつけようと考えてしまいます。

まず自分の商品やサービスを語る前に目の前の経営者の問題が何であるのかじっくり見ていくことが大事です。

経営者の悩みとは何でしょうか。

多くの悩みが「人・金・物」に集約されます。

特に私の場合は組織開発の仕事がら「人」の問題についてよく相談されます。

組織づくりの根本はそれを構成する人で成立しています。

経営者の考えている「人」の悩みを解決することができたら喜ばれること間違いありません。

とは言いながら「人」の問題は複雑です。

現状の組織の人の問題なのか。

それとも将来的な人の問題なのか。

その中でも後継者の問題なのか新規事業の責任者の問題なのか。

働いている人が引退していく問題なのか。

「人」という切り口を1つとってみても多様な問題が存在します。

では多様な問題を解決できる方法はないのでしょうか?

それはあります。

やはりそれは組織で「人」を育てていくことなのです。

トップが倒れた時でもその変わりなるリーダーが存在していれば組織はつぶれません。

中国古典の六韜(りくとう)の中に人を働かせるリーダーの記述があります。

将軍が兵士たちと寒暑、労苦、腹ごしらえを共にすればこそ、全軍の兵士は進軍の号令に喚起し、退却の合図に怒り、深い堀をめぐらせた高い城から弓矢や石が雨のように降りそそぐ中をものともせず、先を争っては登り、白刃の中をも先を争って切り込むのです。(中略)

彼らの上に立つ将軍が、兵士たちの寒暑や腹加減を良く知り、平素から彼らの労苦を細かく知って、利害を共にするからそうするです。

つまり組織のトップが組織の下々の気持ちや労苦を知ってそれを理解している姿というのが人を動かすと記述されています。

トップは孤独です。

しかも「人」に悩んでいるトップに限って自分の行動や言動を振り返らないことがあるという調査の結果もでているようです。

会社のトップを納得させること。

それは自分の専門分野をもって相手の状況を客観的に分析し間違っている点やおかしい点があったら指摘することです。

私の場合は「組織」が専門ですから組織の問題点・観察点をフィードバックすることになるのです。

是非とも自分の専門性からトップの問題を観察してみてください。

【今日の秘伝】組織のトップを納得させるには自分の専門性からの鋭い切り口が突破口


ではでは