研修を利用した学び方はもう古い。Informal Learning について
どうも池田哲平です。
2日間の研修が終了しました。
このプログラムはとても良いプログラムです。(自画自賛(笑))
中でも良い点が参加者のレベルが非常に高いこと。
最先端技術を扱っている自負と経験に裏打ちされた地頭力。
可能性の高い人・レベルの高い人といるとワクワクする私は
とても気持ちよい2日間を過ごさせていただきました。
感謝でございます。
それと参加者の学びを促進するためにプログラムにコーチとして
参加していただいた皆様にもあらためて感謝です。
さて
「正式な学習手段(方法)以外で人はどれくらい学んでいるでしょうか?」
これは皆さんが何気なく持つ疑問。
企業の中には正式に研修を実施していないところもあります。
仕事のスキルや知識は個人の習得力に依存している会社も沢山あります。
そんな中で仕事のできる人はどうやって学んでいるのか興味がわきませんか。
全く同じ人格ではないので果たして他人の方法論が全てあてはまるかどうかは定かではありません。
がしかし、多くの人は仕事の効果的なやり方をなんらかの手段で学んでいるのです。
それに関して先日面白い記事を見つけました。
それは "Informal Learning".
Informal = 正式でない
学習についての調査結果です。
この調査は組織開発の学会であるASTD America Society & Training Development から発表されたもの。
70%以上の人が正式でない学習形態で学んでいる機会があるとのこと。
Informal Learning とは 研修・コーチング・上司からの決められた指示や教えというものでなく個人が個人の関係性
SNSやインターネットのサーチ結果や先輩からの話を参考にするなどです。
どうしてもこういう仕事をしていると形式的なところに目がいきがちです。
実は学びの多くとパフォーマンスの関係性も深くあるようです。
詳細はまたの機会に紹介するとして、やっぱり現場や人間の英知から学ぶこと沢山あるように思います。
今日終了した研修も現場の方たちの大量のフィードバックがあってFine Tuningされたもの。
理論や抽象化された調査結果に基づくベストプラクティスを現場に落としこんで学びを加速させる。
この方法は現場と理論両方を知らないと成立しません。
こう考えていくとInformal Learningの個人に与える影響は増加することはあっても減ることがないでしょう。
そうなっていくと理論やベストプラクティスの提供側もその学びをしている方たち向けの情報発信も必要になってくるのでしょう。
学びが上手であってもそれを実行しないと意味がないですよね。
今後も研修以外の学びにも着目したいと思います。
【今日の秘伝】Informal Learning から学ぶ人が増加している。学び方も時代と共に変化することを認識せよ。
ではでは