人・もの・情報流通で組織の競争力を取り戻せ

どうも池田哲平です。

シンガポールに来ています。

気温は30℃。

日本の初夏と全く同じ。

冷房がないと少しきついです。

朝刊はInternational Herald TribuneかStrait Times

このStrait Timesはとても優秀。

リサーチペーパーや書籍にもたびたび出てくる新聞です。

世界でどの雑誌や新聞が読まれてどう情報が飛び交っているのかの指針になります。

なんといってもG20出席のためロンドンを訪れているオバマ大統領と胡錦濤主席のツーショット。

こういうところでも日本の地盤沈下を感じます。

さて

「日本の企業が世界市場で再び競争力をつけるにはどうしたら良いか」これはいくつかのヒントがあります。

それは古くから日本にある考え方。

500年も前から機能していた方法。

それは楽市楽座

この仕組みを導入したことで織田信長は経済的に成功しました。

人・もの・情報が流通する環境を作ったのです。

組織も一緒。

人・もの・情報が組織内で動くことで付加価値が生まれます。

現場の声がすぐ組織の仕組みに反映される会社。

商品が生産現場と流通からのアイディアによって磨かれていきます。

今来ているシンガポールがまさにこの状態。

金融センターとしてアジア市場の中で差別化されたナンバー1の市場を形成しています。

税金も日本のような複雑な仕組みでなく単純化されお金が還流する仕組みをつくっています。

ビジネスも組織も還流する仕組みをつくるだけで成立します。

人やものが流通するということは情報も流通します。

ホテルのエレベーターで乗り合わせる人も世界から。

アメリカ・イギリスだけでなく中東やベトナムの人々。

バーで演奏しているバンドもシンガポーリアン・カナダ・ロシア・コロンビア・フィリピンの混成チーム。

世界から人・もの・情報を集めることでトライ&エラーを繰り返すのです。

そのプロセスの中でベストプラクティスを見つけていく。

とても現実的で多様性を享受しています。

とはいいながらシンガポールがすでに国家戦略としてその方法をとっています。

日本もシンガポールなどの国から学ぶ時代が到来しているのかもしれません。

【今日の秘伝】組織の競争力をあげるのは人・もの・情報の流通を加速させること。


ではでは