英語のビジネスではなく英語でビジネス
どうも池田哲平です。
今週はアウトプットウィーク。
5日間ファシリテーションです。
2日間のコースが2回
コ・ファシリテーション(2人で)が1回。
この1回のコースは参加者が全員社長様。
しびれます。
今日は早速週末のファシリテーター講座で学んだことを実践。
ただし反応は今ひとつでした。
やはり自分のものになるまでは練習が必要です。
さて
「ビジネスに英語は必要か」
よく聞かれることです。
英語はできて初めて一人前の世界で私は生きてきました。
必要というかできないと話になりません。
実はこの問題、昨年から騒がれている派遣問題よりも深刻です。
なぜかというと、英語ができないことで日本が遅れてしまっているからなのです。
情報1つを取ってみましょう。
情報がリアルタイムで処理できないとどうなるでしょう。
仕事関連のe-mailの返事が1ヶ月後に来たら皆さんはどう思うでしょう。
ベストセラーでさえ翻訳には6ヶ月かかっています。
先月日本で出版されたフリードマンの新著は英語では昨年の8月に手にいれることができました。
英語圏では著作権がうるさいので著書の叩き台ができてからチェックが入り世にでるのが1年くらいかかるそうです。
つまり実際文章になってから出版され日本語訳として目にするまで1.5年かかる計算です。
日本で読まれる情報は1.5年前の考え方なのです。
これは深刻。
あとは一般的レベルを見てみましょう。
TOEFLにいたってはSpeakingの分野で見事アジアの国々で最下位です。(Yahoo!にてTOEFL 日本 順位で検索)
こんな中ビジネスを世界で展開している企業群は検討しています。
この英語が分らないLanguageデバイドな状態と日本企業の海外進出を俯瞰すると2つの結論が見えてきます。
それは数少ない一部のグローバル人材に仕事の負荷がかかりてんてこまいになっている。
もしくは、グローバル展開はもはや日本人が日本企業を手伝っていない。
ということです。
いずれにせよ、圧倒的にグローバルで活躍する日本人が不足していることは事実なようです。
ではグローバルに活躍できるようになるとどうなるのでしょう。
日本企業の競争力はあがります。
日本の市場は消費者主導の厳しい市場です。
ここで築いた勝ちパターンの本質を抽出します。
それが可能になると、成長市場である海外市場に中小企業も積極的に進出できるのです。
とは言いながらこれはもはや言語だけの問題ではありません。
英語を学校で学ぶと言った
「英語のビジネス」から学ぶのではなく
「英語でビジネス」の世界から学ぶ必要があるのです。
英語でビジネスをどう進めたら良いかはまたの機会にお話したいと思います。
【今日の秘伝】グローバル展開は「英語のビジネス」から学ぶのではなく「英語でビジネス」の軸で考える
ではでは