仕組みを考えるためにひたすら考える。

どうも池田哲平です。

久しぶりに雨です。

皆さんは雨の日は何をしていますか。

気温は10度前後。

せっかく春になったというのに・・・・。


こんな時のベストチョイス。

風呂。

熱い鍋。


常夏の国に住んでいたときも全く同じ。

暑い国でタイしゃぶ。

汗をかきその蒸発の気化熱を生じさせ体温を下げる

そんな体のシステムが存在する。



組織を良くするシステムも存在する。

それを作るのが我々の仕事。


「どんな仕組みが一番効果的なのだろう」

常に頭によぎります。


コミュニケーションなのだろうか。

フィードバックのシステムなのだろうか

企業文化なのだろうか。


複雑な要因が絡み合いに疑問を投げていきます。


要因を導き出せるのは良い状態です。


要因がわからないまま施策を実施することもあります。

そして経過状態を見る。


これは観察するしかありません。


観察してまた熟考します。


なぜこの社長はこういった発言をするのだろう。

何を根拠にそう思っていっているのだろう。

「なぜ」「なぜ」「なぜ」を連発します。


こんなときに役立つのが類似ケースと手法。


学会で発表されたケースを自分なりに分析する。

その積み重ねだ。


さあ来週からゴールデンウィーク

考える時間がたっぷりある週のスタートだ。


【今日の秘伝】より良い仕組みのために「なぜ」を繰り返す

良い組織に共通するイメージとは

どうも池田哲平です。

SMAPの草なぎ氏が捕まりました。

公然わいせつの罪です。

自動車、洗剤、地デジの広告塔となっている人だけに経済的ダメージは何十億億円になると思います。

草なぎ氏は大人しいやさわやかな印象で広告に起用されていただけにそのブランドイメージの毀損は
将来にも影響を与えます。


将来にかかるブランド毀損は数字で中々表せません。

しかしながら計算できないブランド毀損が企業の屋台骨を揺るがすことがあります。


例えば、レストランや食品メーカー

食中毒患者をだしたらどうなるでしょう。

起訴されたり、来店者(消費者)がいなくなります。

つまりつぶれる可能性もある訳です。


アイドルのファンに対する提供すべきサービスとはなんでしょう。

それは「夢」や「理想の実現」や「理想の恋人像」です。

つまりイメージが売り物。

その売り物が欠陥商品だった訳です。

地デジのポスターの印刷代や広告制作全て総務省管轄。

つまり国家予算(税金)でまかなわれています。

草なぎ氏関連のものは無駄遣いになるということ。



さて今回のイメージ毀損からふと思ったことがあります。

「より良い組織のイメージとは一体どんなものなのだろう。」

組織で仕事をしている読者の皆様も必ず考えたことだと思います。

我々組織開発コンサルタントの仕事はこのイメージを実現を助ける仕事なのです。


どんな会社にしたいのか。

働いている環境はどうであって欲しいのか。

どんな仕事がしたいのか。

会社はどんな機能をはたして欲しいのか。



そんな質問を階層を越えて聞き出します。

トップの意向を会社全体に落とし込むこともあります。

組織の末端の声がトップに届くように仕組みや仕掛けをつくることもあります。


そんな中、数100の会社を見てきて良い組織に共通点を見つけました。


それは組織を構成する人が「自分らしく働ける環境がある」ということ。

これは欧米の会社や日本の企業も共通しています。


その組織で働いている人が自分の属しているその組織を自慢しているのです。


組織の理想的形は個人の満足のもとに成立しているようです。


そんなイメージの会社をひとつでも多くつくりだすことに関われたらこんなうれしいことはありません。



【今日の秘伝】良い組織のイメージは自己実現が可能な組織をつくること

現状認識から始まる組織改革の第一歩

どうも池田哲平です。

ご無沙汰しております。

忙しくて書く暇がありませんでした。

先週YouTubeで大変なものをみつけました。

2900万アクセス。

Britain Got A Talentの出場者。

Suzan Boyleです。

これは何を意味しているのでしょう。

見た感じ田舎のおばさん。

しかし彼女の声から発せられる歌声は・・・

実物はこちらで
YouTube


さて

「短期間に組織を劇的に変化させるには」

多くのトップが悩んでいることでしょう。

どうしたら良いのか。

色々な手法が試されています。

特に着目されているキーワードはChange。

米国44代大統領バラックオバマ氏も提唱していました。


Changeを起こすにはまず現状認識。

現状が危機であると人は行動を起こします。


では危機を感じるためには何をしたら良いのでしょう。

それは他の視点をもつこと。

特に業界に長くいると慣習や自分の思考の枠組みでしから考えられなくなっていることがあります。

思考の枠組みをこわすためには仕組みが必要です。


具体的には

自問自答を繰り返す。

時間をとって客観的に状況をみることなどです。


特に同業他社のビジネスモデルの研究が役に立ちます。

特に類似した状況が考えられるなら外国のケースも役立ちます。

高齢少子化の社会になるなかでどうビジネスを生かしたら良いのか。

同様な状況の見られるヨーロッパにヒントがあるかもしれません。


また中小企業は学ぶべきなのは大企業でなく発展途上国のグローバルカンパニーです。

競争の激しいグローバル市場でいかにして生き残ってきたか。

その生き残りの秘密に中小企業の今後の発展のヒントが隠されているような気がします。


危機を感じるにはやはり自分の目で観察すること。

まずは近場の韓国・台湾・中国にいってみては。




【今日の秘伝】現状認識を加速するには自分の目で観察すること

失敗はない。学べばそれは結果に変わる。

どうも池田哲平です。


寒くなったり暖かくなったり。

動くとうっすら汗をかきます。

そんな季節になりました。



思い出します。


不安な気持ち。


9年前の春。



迷っていました。


東京タワーが見える高層マンションで。


両隣は芸能人。


一晩に数十万円使う飲み歩く日々。


物質的に豊かでも満たされない心。


迎えたゴールデンウィーク


その時に事件は訪れました。


降格人事。


そして役員辞職。


それからの次へのステップ。


春になると思い出します。


さて

「失敗はない。結果がもたらされるだけだ」


これはある有名なコーチが語った言葉。


失敗から学ぶことができればそれは失敗ではない。


失敗と思うのはその本人である。


見方を変えれば失敗はないということだ。


ベンチャー企業の役員を辞したとき友人の何人かは失敗と笑った。


自分も失敗したかなとその時は思った。


今は結果だと思える。


その時行動したから今がある。


組織も一緒。


売上が落ちる。


収益が悪化する。


分かっているなら待つ意味はない。


行動すること。


しかも積極的に。


周りが変化するの待つのではなく、


自分が変化すること。


それだけだ。


【今日の秘伝】失敗はない結果にすぎない。だから行動しよう。

組織開発を社内で育成するには時間がかかると心得よ

どうも池田哲平です。

雨です。

午後から降り始めました。

あまりにひどいとタクシーもつかまりません。

こんな時は早めに行動するようにしています。

濡れたままミーティングは服が絡んで気持ちが落ち着きません。


とはいいながら雨を待ち遠しく思ってた日もありました。

それは真夏の国での日々。

連日30度を超す日が続くと涼しい日が待ち遠しくなっていました。

雨がひとふり来ると気温が5度下がります。

その涼しい一瞬にうとうとするのは最高の贅沢でした。


さて

「組織開発をすすめるのに必要なスキルは何ですか」

これは組織開発に携わったばかりの人が考えることではないでしょうか。


それを実践するたあめに必要なスキルは9。


1.ファシリテーション
2.コンサルティング
3.コーチン
4.変革の管理
5.組織デザイン
6.分析
7.学習戦略
8.チーム構築
9.戦略的なプランニング


それぞれのスキルを状況によって使っていきます。

このスキルを磨いていくには実践しかありません。

一方で経営陣は早急な組織改善をのぞんでいます。


時間のかかるスキルアップと早急な対応と対立が生まれます。

これを解決するには経営陣の長期な視点が必要です。

経営トップが組織の長期的な発展をのぞむことで社内でこの組織開発の人材を育成することが可能になるのです。


【今日の秘伝】組織開発専門の人材の社内での育成は時間がかかると心得よ。

   

英語のビジネスではなく英語でビジネス

どうも池田哲平です。

今週はアウトプットウィーク。

5日間ファシリテーションです。

2日間のコースが2回

コ・ファシリテーション(2人で)が1回。

この1回のコースは参加者が全員社長様。

しびれます。

今日は早速週末のファシリテーター講座で学んだことを実践。

ただし反応は今ひとつでした。

やはり自分のものになるまでは練習が必要です。

さて

「ビジネスに英語は必要か」
よく聞かれることです。

英語はできて初めて一人前の世界で私は生きてきました。

必要というかできないと話になりません。

実はこの問題、昨年から騒がれている派遣問題よりも深刻です。


なぜかというと、英語ができないことで日本が遅れてしまっているからなのです。

情報1つを取ってみましょう。

情報がリアルタイムで処理できないとどうなるでしょう。

仕事関連のe-mailの返事が1ヶ月後に来たら皆さんはどう思うでしょう。

ベストセラーでさえ翻訳には6ヶ月かかっています。

先月日本で出版されたフリードマンの新著は英語では昨年の8月に手にいれることができました。

英語圏では著作権がうるさいので著書の叩き台ができてからチェックが入り世にでるのが1年くらいかかるそうです。

つまり実際文章になってから出版され日本語訳として目にするまで1.5年かかる計算です。

日本で読まれる情報は1.5年前の考え方なのです。

これは深刻。


あとは一般的レベルを見てみましょう。

TOEFLにいたってはSpeakingの分野で見事アジアの国々で最下位です。(Yahoo!にてTOEFL 日本 順位で検索)


こんな中ビジネスを世界で展開している企業群は検討しています。


この英語が分らないLanguageデバイドな状態と日本企業の海外進出を俯瞰すると2つの結論が見えてきます。



それは数少ない一部のグローバル人材に仕事の負荷がかかりてんてこまいになっている。

もしくは、グローバル展開はもはや日本人が日本企業を手伝っていない。

ということです。


いずれにせよ、圧倒的にグローバルで活躍する日本人が不足していることは事実なようです。



ではグローバルに活躍できるようになるとどうなるのでしょう。


日本企業の競争力はあがります。

日本の市場は消費者主導の厳しい市場です。

ここで築いた勝ちパターンの本質を抽出します。

それが可能になると、成長市場である海外市場に中小企業も積極的に進出できるのです。


とは言いながらこれはもはや言語だけの問題ではありません。


英語を学校で学ぶと言った

「英語のビジネス」から学ぶのではなく


「英語でビジネス」の世界から学ぶ必要があるのです。


英語でビジネスをどう進めたら良いかはまたの機会にお話したいと思います。


【今日の秘伝】グローバル展開は「英語のビジネス」から学ぶのではなく「英語でビジネス」の軸で考える


ではでは

失敗から学ぶ

どうも池田哲平です。

帰ってきました。

自宅へ。

昨日・おとといと缶詰状態。

頭フル活動。

ファシリテーターの勉強でした。

まだまだ奥深い


進み方はとにかく練習。

ロールプレイの連続でした。


多くの「なるほど」のコメント。

そして「AHA!」な瞬間。



自分自身のレベルアップの余地がまだまだあることに気づきました。


さて

「人は失敗から学ぶ」

よく言われています。

しかし仕事で失敗が許される機会は多くありません。

むしろ非常に少ない。

そう考えると「失敗から学ぶ」ことは可能なのでしょうか。

失敗することによって失うものがあまりに多いと失敗は良いものと認識できません。


もし失敗から学ぶことを推奨するのであれば「失敗しても大丈夫」そんな環境を提供すること。


失敗を責めたりしていませんか。

失敗を気にするのではなく上司に怒られることに焦点があたってしまうと人は新しい事にチャレンジしなくなります。


今回のワークショップは失敗も恥もかくつもりで参加しました。

自分のComfort Zoneをでてチャレンジしたことで沢山の気づきをえることができました。


積極的にチャレンジすることは失敗の可能性も高まります。


失敗することにより学びが加速すれば長期的にみてプラスです。


失敗を奨励するような環境が組織にでてくると良いですよね。


【今日の秘伝】失敗を許容しそこから学ぶ仕組みをつくる